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デーモンクラグ


2017/09/07 16:14 更新

出典: UO公式
https://uo.com/wiki/ultima-online-wiki/fiction/the-shattered-obelisk/daemons-crag/

By EM Malachi

激しい風が王をボイドの虚空間へと押しやろうとしていた。ブラックソーンは身を固くして風に立ちはだかり、エナジーフィールドを召還してこの異様な風を遮ろうとした。平らな石の遺跡らしきものからは道が四方に伸びていて、彼はその先端に立っているのだった。光るルーンが輪を連ねたその中心にあるのは、数個の砕けたブラックロックであった。

風は大地を打つのを止め、濃縮された空気は女の形をして彼の前に姿を現した。それは銀の鈴のような声で語り掛けて来た。「あなたは私たちが見込んだすべてを満たす方。どうして争う必要がありましょう。」

ブラックソーン王はたった今自分を闇に葬り去ろうとした存在に答える前に、マナを攻撃魔法に蓄積した。「お前はブリタニアの民が何者であるかを知らない。我々は脅威に屈しない。」

ストラトスは笑った。彼女の声が空間に響き渡った。「私はあなたを試したのよ。私たちの崇拝者があなたの民を試したように。これを脅威だと思うなら、私たちはあなたを買いかぶっていたようね。」

ブラックソーンは答えて言った。「我々は以前にも自称支配者に対峙したことがある。」王は空気のような存在を消滅させようと、爆発へと素のエネルギーを集中させた。

風のタイタンは姿を消し、瞬時に無傷のまま再び現れた。彼女は残酷な微笑みを浮かべて言った。「私たちのような者に出会ったことはないはずよ。小さきヒューマンの王め。」

ブラックソーンは空気のような生き物が、再び彼を直接攻撃するだろうと予測した。しかし、その代わりに彼が感じたのは肺の息苦しさであり、今まさに彼が呼吸している空気が薄まっているのだった。パニックを起こさないよう己を律しながら、王は周辺のマナの流れに意識を集中させ、周辺に紡がれたエレメンタル・マジックを発見した。モーションとともに強力なフロストの呪文を発動し、ブラックソーンは彼に巻き付いている紐を引きちぎった。

彼の周りの空気が静まり返った。あざけるような笑みを残して風のタイタンが消えるのを彼は見た。「私はチャンスをあげたわよ。」

ブラックソーンがかろうじて呼吸を整えた時だった。石の分岐の一つから熱風が迫って来るのを彼は感じた。化け物が姿を現し、周辺の温度が上昇した。それは悪魔の姿をしていながら、その体は燃える炎のように休むことなく波打っているのだった。百ヤード離れた場所からでさえ、王はそれが発する熱に不快感を覚えた。それはゆっくり接近しているように見えたが、予想に反してすぐに距離を縮めて来た。巨大な火の形をしたものが襲い掛かって来た時、彼はまさに結界の魔法を詠唱していた。

パイロスの燃え盛る鉤爪が結界に突き刺さると、それはパチパチと音を立てて火花を散らした。一瞬の隙を逃さず王は黒い破片をベルトから抜き取った。ブラックロックで出来た杭をパイロスの胸に突き立てると、封印の呪文を唱え始めた。

パイロスは王の手からブラックロックの破片をもぎ取ると、ボイド空間に廃棄した。恐ろしい形相で彼は王に怒鳴った。「お前よりも優れた魔法使いたちが、何度私を封印しようとしたことか!」ブラックソーンの結界が完全にひび割れ、消滅した。ブラックソーンは炎の熱とタイタンの鉤爪が彼を引き裂くのを感じた。死にもの狂いで、彼はクロークの中のルーンを探った。彼がリコールの呪文を詠唱するのと、マークされたルーンが熱のために粉々になったのは同時だった。

*****

ブリテイン第一銀行に取引のため集まっていた人々は、頭上で雷のような音が鳴るのを聞いた。空を見上げると、必死に呪文を詠唱しながら落ちてくる人の姿が見えた。落下速度はどうにか減速できたものの、銀行の周辺に繋がれていた馬をいななかせる程度には強く、彼は体を地面に打ち付けた。助けようと駆け寄った人々は、焼け焦げ、損傷したそれが彼らの王の姿をしてることに気づいた。

上記の内容は、広田 剣氏 がFacebookに公開したものを引用しています。

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