飛鳥市場ロゴ
現在 58 人閲覧中

失われたオベリスクの戦い


2017/09/26 21:35 更新

出典: UO公式
https://uo.com/wiki/ultima-online-wiki/fiction/the-shattered-obelisk/battle-of-the-shattered-obelisk/

By EM Malachi

「リクエストはあるかい?」吟遊詩人はリュートの絃を調整しながら聞いた。イーストサイドパークのせわしないキャンプのさ中にあっても、イオロはそこそこの数の非番の戦士を集めた。若い新入りがストーンズをリクエストし、イオロはわずかに表情を曇らせたが、頷いた。最後にもう一度だけリュートを調整すると、彼は曲に入り込み、歌い始めた。

“遠い昔、夢追う民に光ありき
その民、情けと意思と力を持てり
彼らは大地を動かし、石を削り、山を造り、川を通した
そして我は立つ、このウィルトシャーの平原に”

デュプレには彼の友人の抗う気持ちが理解できた。前王のお気に入りであったその曲は、本来厳粛で身の引き締まるものであったはずだ。彼はマグを持って群集から離れた。重厚な鎧に身を包んだガーゴイルが近づいて彼の視界に入った。「小隊リーダー、ボレッシュはご報告申し上げます!」

デュプレはガーゴイルを彼のテントに招き入れた。テントの中で彼は二つ目のゴブレットを引き寄せ、なみなみと注いだ。騎士がそれをすすめると、驚いたことにボレッシュはそれを受け取って高々と掲げて言った。「あなたの王の健やかなることを!」

「あなたの女王の栄光に!」デュプレは笑顔とともに乾杯を締めくくった。彼らはイオロの歌を聞きながら、いくらか口を湿らせた。

“かかる巨石の柱を並べたる、いにしえの民よ
其れは何者なるや、いかにして造りたもうたか
夜に何をなされたか、昼に何を祈られたか
このウィルトシャーの平原に立ちて我思う”

デュプレはブリタニアの現在の配備状況を示す地図へと移動した。「各街にはそれぞれ防衛のための軍隊を配置している。ブリテインの軍はどの街も必要なときに支援することができる。テルマーにこの作戦の一部を担っていただくにあたり、どれくらいの支援が期待できるかお聞きしても?」

「半分。」

「中隊の半分かね?」デュプレは顔をしかめて聞いた。

「いいえ、テルマーの半分です。残りは私たちの国境線を守る必要がありますから。」

デュプレは口笛を吹いた。「そりゃあものすごく助かる。」

ボレッシュは微笑んだ。「大胆が女王になったようなお方です。彼女はこの脅威に徹底的に対処することが必要だと考えています。」

デュプレはボレッシュに地図を見てブリタニアの現在までの戦況を把握するよう促すと、杯を飲み干した。その戦士はどのようにして各拠点を防衛すべきか、また彼らの援軍をどこに展開するのが一番良いかについて的確に質問した。

“この思い通じたるならば、いかなる秘密を教えられんや
其の喧騒は押し黙らん
しかし、石は語らず、いにしえ人の来る気配はなし
凍てつくウィルトシャーの大地に黙然とたたずむのみ”

一人のメッセンジャーがテントに駆け込み、デュプレにスクロールを手渡した。騎士は封蝋を破って素早く報告を読んだ。彼はメッセンジャーを下がらせ、剣とヘルメットを手にした。「どうやらあなたの民は休む間もないようだぞ、ボレッシュ。トリンシックで大規模な襲撃があった。増援に向かわねばならない。」

襲撃開始のニュースがキャンプに広がると、イオロは歌うのを止めた。

“霧に織り込まれ、歳月の帯は巻かれゆく
しかし我は同朋に言う。「彼らはここにいる」と
彼は我々をここに作りて、訳を告げず、この世を去れり
今はただ、ウィルトシャーの草原に立ちたるを感ずるのみ”

ストーンズ引用元:
ウルティマ公式ファンブック
著:金井哲夫 / 発行:ローカス / ISBN4-89814-169-2

上記の内容は、広田 剣氏 がFacebookに公開したものを引用しています。

Facebookの内容が更新された場合、上記の内容も更新されますが、一定期間が経過すると当サイトでは閲覧できなくなります。その際は Facebook - 広田 剣氏 のページをご確認ください。

広田 剣氏が推奨しているリンク(または翻訳元):

※広田剣とは…
ウルティマオンラインの日本のイベントモデレーター(EM)の方々によって開設された、Facebookのアカウント名です。
広田剣という名前は架空のもので、運営会社であるBroadsword社をそのまま日本語でモジったものだと言われています。
米国uo.comのニュース記事を、日本EMの方々が和訳し、広田剣としてFacebook上に公開してくださっています。

Copyright(C) All SiteContents' rights Reserved by 飛鳥市場.