長老
2018/10/09 00:29 更新出典: UO公式
https://uo.com/2018/10/08/the-oldest-one/
By EM Malachi
Mordeaが水の魔法であるテンペストリーの優位性を確保しようと躍起になり、血塗られた境界線を侵そうとすると、Malchirは彼女を火の魔法で焼き尽くすとけん制した。ペイガンの世界でどんなに遠く引き離されていようとも、魔法とテンペストリーは熾烈なライバル争いを繰り広げていた。双方のカルトのリーダーはどちらも再びブリタニアを手中にしたいと願いながら、どちらも主導権を譲ろうとしなかった。
Lothianは彼らを無視した。盲目のネクロマンサーは彼女が生まれるよりもはるか昔から存在していた朽ちた魔術書のページに指を這わせた。叫び続けていたブリタニアから来たメイジは本と彼が知り得たハルドゥーンのすべてを差し出した。Lothianがゆっくりと立ち上がったまさにその時、テンペストたちと魔法使いたちは互いを抹殺しようと向かい合っていたのである。老婆が彼女の椅子をその場に残すことはもう何年もなかったことである。スケルトンたちが担ぐ籠に乗せて、それはあらゆるところを旅して来た。カルティストたちはしばし口論を止め、Lothianを注視した。Mordeaでさえも彼女の頭を少し傾げるようにして振り返った。Lithosの崇拝者が怒りに駆られれば最も濃い血ですらもやせ細ることを知っていたからである。
Lothianは口を開いた。「私たちが盟友かそうでないかは残酷な運命によって弄ばれているに過ぎない。しかし私たちは同時にもっと大いなる存在の下にある。タイタンは去ったが、闇は不滅である。」
「どうしてそう言い切れるのです?」年若い魔法使いが尋ねた。仲間が彼を黙らせようと、傍らで必死に彼の袖を引っ張っていた。
Lothianが冷たい一瞥をくれると、ネクロマンシーによる腐敗が指先から彼の腕に広がり始めた。彼女は肘まででそれを止め、彼の残りの肉体は生かしておいてやった。Lothianは続けた。「私たちにはチャンスがある。しかし、行動を起こさねばならない。この世界の秘密が役に立つだろう。」
群集の中の大多数が同意を示して頷いた。Mordeaは聞いた。「何をすればいいのです?」
Lothianは神秘文字が書かれたメモをスケルトンに渡し、他のカルティストたちに配らせた。「私は7回死んだ王と、いかにして彼を蘇らせることができるかを知っている。彼は4つの大いなる力が暗闇の中で彼とひとつになるまで眠り続ける。」
Malchirは自分に注目が集まったのを見計らって聞いた。「つまり、私たちは4人のリーダーを殺さねばならないのか?」
Lothianはいまいましげに舌打ちした。「何年も前のことだが、人間が屠られた。まるでその行為に意味があるかのように。答えはノーだった。もっと偉大な何かが必要だったのだ。この不死の王を召還するためには、私たちが崇拝するタイタンの残骸が必要だ。私たちは団結しなければならない。」
群集の中に失望とため息が広がった。Lothianは続けた。「そうだろうとも、そうだろうとも。私たちはそれぞれが多くの魔法を失ったが、いずれ死によってそれらを失うのだ。私たちはブリタニアと直接戦う手立ては持たぬかもしれぬ。しかし、大いなる闇が訪れる前に突破口を開いておくことができないわけではない。私について来なさい。Khal Ankurを目覚めさせるのだ。」
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