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“The Silver Gate”


2015/05/21 15:50 更新

出典: UO公式
http://uo.com/article/Silver-Gate

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シルバーゲート

By: EM Malachi

謎の男は最後の宝石を魔方陣のその位置に並べて置いた。マナは4つの宝石の間に滞留し始め、4つの大陸からそれぞれ突き出た尖塔へと引き寄せられた。集中するために短い沈黙をはさむと、謎の男は囁くようにいにしえの呪文を唱え、マナを繊細なシルバーゲートへと慎重に変化させた。シルバーゲートが通過にたえうるまで安定すると、謎の男は剣を手にその中へ足を踏み入れた。

ホークウィンド、またの名をタイムロードは、重々しく謎の男の動作を見つめていた。ゲートが閉じられたとき、彼はこれから起こるであろうことを思って息を殺した。それは数分、1時間、あるいは1日であったかも知れない、しかしいずれにせよ世界は砕け散ったのだ。尖塔近くの山脈は崩れて移動し、石の要塞を世界から切り離していた。シルバーゲートがあった場所ではマナが渦巻き、すべてが、ダイヤモンドですら砕け散るまでこれらの宝石を振動させていた。

タイムロードはこの粉砕によってソーサリア各地に引き起こされた状況を見ようと視線を戻した。山々は崩れ、島々は沈み、4つの大陸を変形させてしまっていた。マナによる嵐と沸騰する海は無数の種の絶滅を決定づけた。惨状の中で帝国も王国も永遠に失われた。モンディンの呪われた宝石のその破片の数だけ、唯一であったはずのソーサリアの時間の流れは何百にも分裂した。

十分な観察の後、ホークウィンドは500年分の流転を感じながらこれらの時間の渦の中に自らを投じた。そこには時間そのものが岩にぶつかっているかのような不調和が増大しつつあった。彼はこの乱れの根源を知っていた。シャドウガードだ。モンディンの強大な力によって築かれ、ミナックスの魔力によって保持されるそれは時と場所を超越して存在し、ホークウィンドの視線すら遮っていた。

かつてミナックスは要塞の堅固さをブリタニアを攻撃するために利用した。今やアノンの協力を得たミナックスは、シャドウガードの魔力によってさらに何ができるかを発見していた。彼女の悪意はその時間の流れにおいてさらに存在感を強めていた。不安定さと同じ分だけ輝きを増すミナックスは、歴史そのものを破たんさせる力を及ぼすには至っていなかった。

彼女を止めるために、タイムロードはよく似た宝石を必要とした。夕暮れの色をしたルビー、凍てついた涙のごときダイヤモンド、完璧な皇帝のエメラルド、そしてドラゴンの眼のサファイアである。ホークウィンドは歴史の中に点在する宝石たちを抜き出すことについて静かに思案したが、シャドウロードの一人アスタロスが彼に残した傷跡に思い至った。ムーングロウでの一件以来、彼の人としての体が完全に癒えることはなかった。彼一人でこれを成し遂げることはできなかったし、秘密にしている場合でもなかった。伝説の時は来たのだ。

*****

悪夢が早朝の目覚めを引き起こした。巨大な化け物は500年ぶりに羽を伸ばすと同時に咆哮し、生きとし生けるあらゆる者たちを彼方へと追いやった。空に向かい、漆黒の羽は太陽を覆い隠し、その羽ばたきは腐敗の森で最も長く生きた木々ですら揺るがした。

山に爪を食いこませ、秘蔵の宝を隠してあった洞窟を露わにしようと石を脇にかき分ける。竜はわずかな部分たりとも盗られることも、触れられることもなかったことを即座に理解した。それは喜びで咆哮し、反対側の崖の地すべりを引き起こした。鱗に覆われた手足が宝の山に沈み、宝石の塊を見つけ出そうとゴールドと金塊の山を脇によけた。二つのかぎ爪が価値あるサファイアをつかみ上げた。濃い青色の宝石は漆黒のドラゴンの眼を完璧に映し出していた。

悪夢は何者かが宝石を奪いにやって来ることを予告していた。激しい怒りとともに、ドラゴンはゴールドの塊を溶かした炎を吐きだした。

上記の内容は、広田 剣氏 がFacebookに公開したものを引用しています。

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