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ジョフリーとドラゴンの物語


2015/05/23 17:29 作成 / 2015/05/24 02:29 更新

出典: Ultima Codex
http://wiki.ultimacodex.com/wiki/The_Tale_of_Geoffrey_and_the_Dragon

今回のライブではタイムロードの他、いくつかのシャードでリーディングキャラクターとしてサージョフリーが登場するでしょう。ドラゴンと対峙する少年時代のジョフリーを知ることは、ドラゴンとジョフリーが登場する今回のライブをより印象深いものにしてくれるでしょう。

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“ジョフリーとドラゴンの物語:武勇について” は、もともとは“ウルティマIX”のウェブサイトに掲載されていましたが、現在は“ウルティマIX:アセンション”のガイドブックに掲載されているものが残されているのみとなっています。
http://wiki.ultimacodex.com/wiki/Ultima_IX_Strategy_Guide

遠い昔、ドラゴンたちがまだ自由に空を飛びまわっていたころ、イグナスと呼ばれたドラゴンがいました。今やドラゴンは形容しがたく、危険な生きものとされていますが、全体として、彼らはそれほど凶悪ではないのです。なぜなら彼らには彼らの流儀があり、彼らなりの名誉があったからです。イグナスはしかし違っていました。実際彼はその種族について語られる多くの不名誉の根源であったと思います。イグナスは乱暴で貪欲な獣であり、人々の棲家を略奪し、滅ぼすことにこの上ない喜びを感じていました。彼は人肉の愛好家であり、とりわけ女性が好きでした。それは彼の仲間のドラゴンですら、我々が感じるのと同じくらい不愉快に思う習慣でした。
さてある日それは起こりました。彼はその日空腹と退屈を感じながら目覚め、自分を奮い立たせると娯楽と食糧を求めて人の棲家へと飛び立ちました。
その日彼が選んだのは名前もない、あるいはあったとしても忘れられて久しい小さな集落です。そしてこのありふれた小屋はジョフリーという名の14歳くらいの少年と、いくつか年の離れたマルゲリーダという姉の家でした。その頃の彼らは父親の豆畑の草むしりに忙しく、そこは彼らの家からいくらか離れていました。
ドラゴンは非常に優れた視覚を持ち、それは鷲をはるかにしのぐほど鋭く、そして広く、姉と弟がドラゴンを見つけるよりもはるかに早く、雲の中を飛んでいる間にドラゴンは彼らを見つけました。
「ははーん。」ドラゴンは思いました。「こりゃ昼飯前のいい運動になるな。最初にこの若いのをむさぼり食った後で巣の中の残りの人間をメインにいただくとしよう。」
彼が上空にいることに二人が気付く前に、イグナスはいとも簡単に急降下して彼らを吹き飛ばしました。わたしが言った通り、彼は退屈していたのです。そして食料でもって少しばかり遊ぶことを好んだのです。だから彼は力強い咆哮とともに降下し、無垢な豆畑を炎で吹き飛ばし、獲物が逃げるよう仕向けました。
お察しの通り彼らは走りました。彼らは若かったけれど、愚かではなかったのです。まずジョフリーは状況を判断し、岩でごつごつした川岸に彼らを守ってくれる隙間か割れ目があることを願って彼の姉を近くの川の岸近くに誘導しました。それはわずかな望みでしたが、ドラゴンの顎につかまるよりは、はるかにマシだったのです。
イグナスは彼をかわし、抜け目なく岩によじ登った彼の餌食の賢さと機敏さに、思わず感動せずにはいられませんでした。実際のところドラゴンは何度か致命的な一発を繰り出しましたが、それは人間たちを思わぬ形ですり抜けさせるだけだったのです。イグナスはそれほど不自由に感じることもありませんでした。なぜなら彼の餌食がどんなにちょろちょろしようとも、もはや安全ではないことがわかっていたからです。
ジョフリーとマルゲリーダは年老いて節くれだった樫の木の幹をよけながら川に近づいていましたが、そこに悲劇が襲いました。マルゲリーダがよじれた根に足首を取られてしまったのです。彼女は転び、足を捻り、そしてはさんでしまったのです。ジョフリーは彼女を助けようとしましたが、徒労に終わりました。イグナスはひと息つくためにいくらか離れた場所で静止し、彼らの苦悩を礼儀正しい興味深さでもって観察したのです。
もはや姉を助けだすことはできないと悟ったとき、ジョフリーは彼の小さな羊飼いのナイフを抜き、もう片方の手で拳ほどの大きさの石を拾い、ドラゴンと姉の間に立ちはだかりました。彼の若き顔には戦士としての決意が表れていました。
これはイグナスを限りなく喜ばせました。 “騎士殿、無論あなたはわたしの首を取るに足る魔力を秘めた徳高き剣をお持ちですな?”と彼はジョフリーに向かって大きな声で言い放ちました。
ジョフリーは自身が驚くほどの、予想していたありったけの声よりもはるかに強い声で答えました。“わたしは騎士などではない、老いたトカゲよ、まして魔力など操らない、しかしわたしと一戦交えることなく姉を奪うことはできない。あなたの首は喜んで受け取ろう。幸運がわたしに味方するだろう!”
イグナスはあまりに大胆なスピーチにくすくすと笑いました。“そんなちんけな小物でわたしを傷つけることができると思うなんて、お前はなんて愚かな子どもだろう。走れ、走るんだ!わたしが小娘をむさぼり食うのに夢中になっている間に、お前は安全な隠れ場所をみつけられるだろう。”
“老いたトカゲよ、自分にはあなたを傷つけるために必要な技術も道具もないことはわかっている。”ジョフリーは答えて言いました。“しかし姉が危険な目に遭っているときにそんなことは何の関係もない。”
イグナスは会話に退屈し始め、苛立ちながら言いました。“おい小僧、お前の理屈はめちゃくちゃだ。お前が走って逃げようが逃げまいが、わたしはお前の姉さんを食う。一人で済むところをなぜお前は二人くれようとしている?”
“あなたの理論に異議を唱えるつもりはない。”ジョフリーはその胸に抗いがたい必然の重みを感じながら答えました。“それでもあなたのような者のもとに姉を見捨てて行く理由にはならない。”
老いたイグナスは彼自身が裏切りの産物でしたが、小さな疑惑のつぼみが彼の冷たい心に芽吹きました。
“なるほどわかったぞ。”彼はうなりました。“無防備な場所にただ立っているだけのはずはない、お前はわたしをおびき寄せようとしてそこにいると考えた方が自然だ。おそらく取るに足らぬお前ら人間どもが罠か、呪いか、わたしを待ち構えて不意に襲おうとしているものをその木にしのばせたのだろう。”
“もう一度言う。わたしはあなたの理論に異議を唱えるつもりはない。”ジョフリーは愚かではありませんでした。彼は答えてそう言ったのです。
“ではもう一度言うが、お前はわたしを脅そうとしているのだ。”ドラゴンは思いをめぐらせました。“実際そうだ、むしろそうだろう。だがそこに罠があってよく出来ていれば、わたしは痛めつけられ、最悪殺されるかもしれない。すなわちそんな危険をおかすほどの価値がお前にあるとは思わん!断じてない!”ジョフリーとマルゲリーダが驚いたことには、そうしてドラゴンは空に浮かび、より簡単にありつける食事を探しに空高く飛んで行ってしまったのでした。
このようにしてジョフリーは真実の武勇を示しました。勇気の純粋な原則です。彼は自身の命を小さく見積もることで、それを救ったのです。彼が自身の命を走って逃げるに値すると考えていたら、ドラゴンの言う通り、ドラゴンは最初に姉を食べ、次に彼を食べたことでしょう。彼は結果よりも必要によってそこに立ち続け、いともたやすく死んでしまったかも知れません。しかし、今回は彼の武勇が彼ともう一人を救ったのです。
一方の老いたイグナスは、最も小さな危険や疑いすら許容することができず、他者を顧みず自身の命を高く見積もった結果、簡単に手に入るはずの食事を逃してしまったのです。しかし彼の臆病さは高くつきました。数年後ジョフリーはとても魅力的な若きチャンピオンに、本物の騎士へと成長し、完全な装備にとても強力な魔法の剣を携えて出かけて行き、技術と力を最大限に発揮して老いたイグナスを倒したのです。そして彼は彼の姉の子どもたちがよく運動のために石を投げていた、彼の厩舎のドアにそれをぶら下げたのでした。

上記の内容は、広田 剣氏 がFacebookに公開したものを引用しています。

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