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“The Lost King”


2015/06/19 06:20 作成 / 2015/06/19 15:20 更新

出典: UO公式
http://uo.com/article/Lost-King

こんにちは。

Time of Legends の公開にあたり、我々の長編アドベンチャーにおける次の章を投稿できることを嬉しく思います。各EMサイトやゲーム内タウンクライヤーにおいてイベント日程をチェックしてください。

失われし王

By: EM Malachi

ウォルフガングの血の一滴ごとにルビーが一つ散りばめられているようだった。



アカラベスの富豪や権力者たちは常々ルビーを珍重してきた。会葬者らが棺にルビーを入れるのは王の葬儀における慣わしでもあった。積み上げられたルビーの山はあるものは宝飾品や王冠に相応しいローゼンジカットを施され、またあるものは鉱山から持ち込まれたままの未研磨の原石であった。偉大なる魔法使いにして慈悲深き指導者でもあったウォルフガングは多くの人々の尊敬を集め、もっとも卑しき人々ですら王に敬意を表すことを望んだのである。



遺族のほとんどが沈黙を守っていたが、数人が行方不明の王について不安を口にした。ウォルフガングの長男はモンディンの身柄を確保するため狩猟団に加わっていたが、この中の誰も戻って来ることはなかった。跡取りの一人は行方不明、もう一人は殺人者とあっては誰がアカラベスを統治するのだ?残された王位継承者である遠戚者らは厳かに棺の前に立ち尽くしていた。



日没の少し前、大聖堂の扉が閉じられようとしたその時、ぼろを身にまとった物乞いが中へと滑り込んだ。ガードたちは侵入者につかみかかった。それは腕を脱臼させると速度を緩めることなく棺へ向かった。ぼろが落ち、捻じ曲がった死体が露わになった。このグールは積み上げられた山にルビーを加えることはせず、かわりに骨とノックスクリスタルで出来た小さなタリスマンを入れた。つぶれた口がこすれるような声を発する前に、片側だけの目の残骸が王位継承者たちをつぶさに観察していた。
「モンディンはソーサリアへの欲求を妨げるものを許さないであろう。」



ガードたちは忌まわしき者を即座に葬ったが、その言葉は実現した。ウォルフガングの埋葬からひと月も経たないうちに彼の血縁者らは奇妙な水痘に罹り、彼の後を追うことになった。彼らの感染した遺体はウォルフガングの地下墓地に封印され、以来統治者がアカラベスの玉座に座することはなかった。



*****



デュプレは彼の盾の残骸を捨てた。ミナックスの略奪船は待ち伏せにほぼ成功したかに見えたが、デュプレはすかさず致命的なひと振りを受け流したのである。戦いが互角になったとき、略奪船は逃げ出した。騎士は追うことをしなかった。ミナックスの手下によって執拗に悩まされるということはシーアの予言が正しかったことを示しており、デュプレは目的地近くまで来ていたのである。



間もなく彼は甲冑を着込んだ自身がやっと通れるくらいの狭い岩の裂け目に到着した。単身潜入することは危険をはらんでいたが、彼には探求を完遂することが名誉であった。デュプレが洞穴の奥深く入って行くと、壁面の粗い岩は磨き抜かれたレリーフへと変化した。たいまつの灯りが大きな壁画をゆらゆら照らし、レリーフたちはおのおのの物語の中で動き出した。

偉大なる魔道師にして王、大きな宝石を高く掲げ持ち、デーモンの軍勢を滅ぼさんとす。



王は二人の息子の間に立ちぬ。息子の一人は剣を手に、もう一人は杖を携えて。


死して横たわる王を、彼の末の息子は宝石を手に見下ろす。

通路の終わりで、デュプレは黒曜石のルーンがはめ込まれた巨大な扉の前に立っていた。騎士はルーンの上に手を這わせ、わずかな灯りの中でゆっくりとそれを読んだ。


「失われしアカラベスの王、永久にここに眠る。彼らの眠りを妨げるもののために泣け。」

上記の内容は、広田 剣氏 がFacebookに公開したものを引用しています。

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