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ひとつの谷 - A Valley of One


2016/03/02 08:44 更新

出典: UO公式
http://uo.com/wiki/ultima-online-wiki/fiction/a-valley-of-one/

エリー・ラフキン教授の手記の抜粋はこちらからどうぞ。
http://on.fb.me/1P3reix

なお、エリー・ラフキン教授のその他の手記もパブリッシュ92以降ゲーム内で読むことができます。
ぜひイオドーンの谷を探検してみてください。

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ドローン - The Drone

By EM Malachi

四か月前:

大きな下顎が白い辺材にくい込み、その昆虫は自らを回復させるために樹液を飲んだ。ドローンは巣に持ち帰る植物を集めるためにいつになくよく働いていたが、それは暑い日であった。安全な巣に戻る前にもう数時間働く必要がありそうだ。女王は彼が巣に引きずって持ち帰る物資にきっと満足することだろう。

ドローンが粘り気のある水分を飲む間、地面は震えはじめ、奇妙な風が起こった。触角に感じられる空気の流れはミュルミデックスからミュルミデックスへ、世代から世代へと受け継がれた味覚の記憶を呼び覚ました。それは酸っぱく、動物と植物の匂いが混じり合った未知の味覚だった。その記憶はドローンがその源へと近づく前にしばし彼を恐怖から震え上がらせた。彼は女王のために情報を集めるだろう、あるいは彼の屍の匂いが群れを警戒させ、ここから遠ざけるだろう。いずれにしろ彼の目的は完遂されるのだ。

彼は森の奥深くへと、濃い茂みの中をひどい味が強くなるにつれ小走りに進んで行った。彼の体表を覆う毛は空中にエネルギーが満ちているのを感じていた。樹々がなぎ倒された中に出来た空間で、彼は奇跡の源となっている、彼が恐れていた通りのものを目にした。彼の複眼には渦巻くシルバーゲートが映っていた。

この地を制圧した者たちはかような奇跡を起こし、ミュルミデックスを支配し、痛めつけたのだ。夥しい数の群れが制圧者たちを追い出そうと、その奇跡を葬り去ろうとして死んだ。残されたすべては散らばった残骸とかつて彼らのペットであった生き物たちであった。そして今、ドローンはまさしくその生き物たちが金属制の甲羅を着込んで奇妙に光り輝きながらゲートを通じてやって来るのを目にしたが、その動きは小さなミュルミデックスに彼らの巣の防衛者たちを思わせた。

生き物の一人が彼を指差して叫んだ時、ドローンは速やかに退却し、すべてを女王に報告する時が来たことを悟った。

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群れ - The Swarm

By EM Malachi

餓死寸前にしてアロサウルスは獲物を狩るための通常の行動範囲を超え、乾いた砂の上へと踏み出した。ミュルミデックスが支配する領域を通り過ぎようとした時、それは簡単な食事と信じて疑わずに昆虫を食した。ドローンたちは散り散りになり、彼らの飛翔は恐竜を巣のより近くへと押しやった。砂丘から姿を現したミュルミデックスウォリアーが全方向から群がり、巨大な化け物を側面から固めて逃げられなくした。アロサウルスの強靭な顎がかなりの数の肢体を平らげる間、ミュルミデックスはすぐさま他の仲間に取って代わることで確実に応戦した。昆虫たちの押し寄せる波は巨大な爬虫類を引き裂き、ついに圧倒した。その最後の叫びは聞くに堪えぬものであった。

ウォリアーたちが倒れた恐竜から離れると、体躯の小さなドローンたちが戻って来て死体を引きちぎり始めた。肉を裂いて骨を砕く、奇妙なほど整然とした手際で、肉片は地下の巣穴へと運ばれて行った。すべてが終わった後、砂の上に衝突の跡は微塵も残っていなかった。ジョフリーは遠く離れた絶壁からそれを見て、イオドーンの危機を知った。

彼がブリタニアの人々のイオドーンへの関心を監督するようこの地へ派遣された時、それは双方の世界にとって最悪の人的被害を阻止する境界線となることを意味していた。探検家を先住民の敵意から守ろうとしなかったのは、彼はソーサリアからの侵入者と侵略者が理由なく資源を奪うのを止めようとしていたからだ。最も許し難かったのはKurak族を相手にスポーツハンティングに興じる者たちがいたことだ。彼はミナックスと彼女の同胞がシャドウガードで包囲されている間、取り締まりに明け暮れた。

ミナックスを除いては、その他の脅威はミュルミデックスの群れの前に色褪せてしまった。 初回の報告は彼らが単に巨大で獰猛な昆虫であると示唆していただけだったが、今やミュルミデックスが組織化された知的な種であることは明白であった。ドローンの群れはウォリアーの軍隊を育てるために死肉を巣に持ち帰ることに日々のほとんどを費やしており、ほぼ毎日のようにヒューマンの居留地やキャンプにはミュルミデックスによる襲撃があった。先住民たちのほとんどは退却し、脅威に備えて彼らの居住区の守りを固めていた。

Barrab族だけが例外であった。Barrab族はミュルミデックスを崇拝しており、敬意を表して遺棄された甲殻を身に着け、死者を昆虫の胃袋に捧げていた。彼らは現状の繁殖をイオドーンの浄化の兆しと見た。彼らはジョフリーの偵察隊のミュルミデックスの巣穴への接近を許さず、ジョフリーはBarrab族が控えているために軍を動かすことができずにいた。

解決策を探さなくてはならない、さもなくばミュルミデックスがイオドーンを席巻してしまう。

ジョフリーは王が動いてくれることを祈った。背を向けて立ち去ろうとした時、ジョフリーは一匹のドローンが彼を見ていたことを確信した。

上記の内容は、広田 剣氏 がFacebookに公開したものを引用しています。

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