飛鳥市場ロゴ
現在 68 人閲覧中

ここにドラゴンあり - Here Be Dragons


2017/04/28 09:09 更新

出典: UO公式
https://uo.com/2017/04/27/here-be-dragons/

クリムゾンドレイクとプラチナドレイクの出現はブリタニアの調教師たちに衝撃を与えました。最新フィクションでこの堂々たる生き物の正体に迫ります。

゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚

By EM Malachi

ドラゴンヘイム山の頂きで、小さなドラゴンが落ち着きなくそわそわしていた。ミレンデルは一本足でバランスを取ったり、鉤爪の周囲の小石をどけてみたり、雪にひっかき跡を付けたりしている。傍のとがった山が動き出し、氷と雪の層を押しのけて大きなプラチナドラゴンが姿を現した。マトリアーク・エスサイロンは首をもたげると、ミレンデルをじっと見つめた。「瞑想していたんじゃなかったのかい?」

「もうしたわ。お話しをしてちょうだい。」

「ああ、若さとはかくも忍耐のないことよ。よろしい。なぜ私たちが反省と忍耐を重んじるのかを教えましょう。これをごらん。Kal Quas Wis Ort Por!」
大きなドラゴンは詠唱しながら鉤爪を宙で動かし、エセリアル・ボイドへとつながる窓を切り開いた。魔法は二つの世界の間にあるどこまでも続くかのようなモニュメントと標識を浮かび上がらせている。たどり着くためには人の寿命ほどの年月がかかるというのに、それは手を触れることができそうなくらいとても近く見える。「何が見える? 小さき子よ。」

小さなドラゴンは畏怖の念を抱きながら、ボイドの空間に広がる神秘と魔法に目をこらした。「お星様が光っているのが見えるわ。赤いのと、青いの。」

「それはゾーリナイト・ウィスプ。」

「ルーン文字が書かれた、大きな、怖いみたいな平らな石。」

「それは粉砕されたオベリスク。」

ミレンデルはもうひとつ何かを見つけた。「きれいな、光る糸があるわ。」

「それはブリタニアの民による魔法、シルバーゲート。」

「小さな人間が浮かんだお家にいるわ。」

「それは……それは新たなる……たいしたことではない。エセリアル・ボイドは私たちがソーサリアのゆりかごを束の間留守にする間、何世代にもわたって私たちの家だったのだ。中にはここにガイドとして、守護者として留まる者もあったが、ほとんどは若き者を成功へと導き、クリムゾンドラゴンとの破壊的な軋轢から守るために旅立って行った。しかし私たちは次第に尊大になり、自らの力を試さんとする欲求を止められなくなっていた。」

小さなドラゴンは石の上に飛び乗って続きをねだった。「それで? どうなったの?」

エスサイロンは考えをまとめると歴史を語り始めた。「それはクリムゾンドラゴンとの争いのさなか、私たちが初めてソーサリアとの絆を放棄した出来事だった。私たちの偉大なる龍たちは、その数3倍にもおよぶ勢力と対峙し、絶え間なき炎と魔法によってこの世の街という街、森という森を破壊してしまった。勝利を収め、愚かなプライドに満たされながら帰還した時、彼らは卵の貯蔵庫が襲撃され、すべての次世代の子孫たちが奪われていたことを知ったのだ。」

「この略奪は私たち全員を激怒させるに十分だった。クリムゾンによる策略であると断定し、戦いを拡大すべく私たちは準備を開始した。もし、双方に二、三の良識ある者たちがいなかったら、私たちは道を踏み外した従兄弟たちを皆殺しにし、二度と真実を知ることはなかっただろう。クリムゾンも同じように襲撃され、何者かによって卵を奪われていたのだ。」

マトリアークは続けた。「最も大きな脅威は直接目に触れにくい。私たちは誰が卵を盗んだのかという犯人探しに躍起になった。彼らは様々な名前で呼ばれた - 創造主、圧制者、侵入者、盗人、しかし私たちは彼らが自分たちを呼ぶように呼んだ - 彼らはコットルと名乗った。彼らはいともたやすくボイド空間を通じて旅する術を持っており、彼らの所有ではないものを奪うことを好んだ。それが真実であるならば、私たちの卵は脅威にさらされていた。」

「ボイド空間を縦横無尽に行き来できるコットルの魔法は、また彼らにイオドーンという孤立した地図さえない故郷をもたらした。私たちは彼らを直接攻撃することは不可能だった。しかし、メッセージを伝えることはできた。」

「秘密裏に、私たちはクリムゾンたちと計画を練った。無数の世代を経て私たちはほんの一瞬で再び団結することができたのだ。次世代の卵たちとともに、私たちは戦いの大きなショーを演出しながら、幻覚によって覆い隠した主たる軍勢を卵を守るために配置した。」

「欲望に突き動かされ、盗人たちは、コットルは予想通りやって来た。私たちは激情の赴くまま炎の嵐を浴びせ、歯を、爪を立てた。私たちはコットルの中で何が起こったかを語り継ぐに十分なだけのほんの一握りを生かしておいた。この出来事はコットルを遠ざけた。しかし私たちもまた、二度と卵を守護することなくその場を離れることはなくなった。ドラゴンですら謙遜を学ぶことができる。」

話が終わると、ミレンデルは疑問を口にする前にしばし考えを巡らせた。「なくなった卵はどうなったの?」

「これらの卵は二度と戻って来ることはなかったが、私はしばしば彼らの身の上を案じることがある。」

*****

クレットはコットルの遺跡とその細工の技術に魅了されていた。古代都市のトンネルは壮大な謎に包まれた仕掛けの宝庫だった。残念なことにこれらのほとんどが叩き壊されていたが、クレットは修復の過程でたくさんのことを学べるだろうと考えていた。彼が今取り掛かっている仕掛けは小部屋と卵の孵化器が対になっているように見えた。これは一体何をするためのものだったのか、はっきりさせるために彼はスイッチの修理を急いだ。

小部屋はゆっくりと開き、銀色の液体が流れ出て大きないくつかの卵が姿を現した。次の瞬間、表面がまばゆく輝き、まるで正午のような暖かさの中で、ロボットのアームが卵を回転させ始めた。クレットは観察しながらメモを取り、そして大きな地響きを聞いた。振り返ると、いくつもの小部屋がそれぞれに卵を抱えながら動き始めていた。

「どうやら、ミノックに戻る時が来たようだ。」

上記の内容は、広田 剣氏 がFacebookに公開したものを引用しています。

Facebookの内容が更新された場合、上記の内容も更新されますが、一定期間が経過すると当サイトでは閲覧できなくなります。その際は Facebook - 広田 剣氏 のページをご確認ください。

広田 剣氏が推奨しているリンク(または翻訳元):

※広田剣とは…
ウルティマオンラインの日本のイベントモデレーター(EM)の方々によって開設された、Facebookのアカウント名です。
広田剣という名前は架空のもので、運営会社であるBroadsword社をそのまま日本語でモジったものだと言われています。
米国uo.comのニュース記事を、日本EMの方々が和訳し、広田剣としてFacebook上に公開してくださっています。

Copyright(C) All SiteContents' rights Reserved by 飛鳥市場.