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そことここの間に


2017/08/30 15:57 更新

出典: UO 公式
https://uo.com/wiki/ultima-online-wiki/fiction/the-shattered-obelisk/the-house-between-there-and-here/

By EM Malachi

2年以上前……

高台の上から年老いた男が彼が元いた世界の残骸を見下ろしていた。弱々しいトラックスリザードがモーゲイリンの跡地の砕けた石の間を小さな群れをなして彷徨い、その様子を孤独な羊飼いが眺めていた。日中ではあったが、空の星がぼんやりした輝きを放っているだけだった。特に興味を引かれるものがないことを悟ると、ミスランは何事かを自分に呟くと小屋へ向かって足をひきずり始めた。

小さな小屋で、メイジは入り口のルーンをなぞり、くたびれたドアを内側へと押し開いた。ミスランは長い廊下に仕掛けられた様々な魔法のトラップの間を縫い、つきあたりにあるらせん階段を上ると、大陸の残骸の中から回収した本やスクロールで埋め尽くされた大きな書斎へと入った。

老いたメイジはロッキングチェアに腰掛けると小さな動物を召還した。リスは素早く壁の穴に潜り込むと、数分後にはお茶が注がれたカップを抱えて戻ってきた。生き物が消えてしまうとミスランはカップのふちを指でなぞり、ゆっくりと飲み物を温め始めた。苦い人参茶をすすりながら椅子に背を預けると、彼は天井を見つめた。そこにあったのは藁ぶき屋根の内側ではなく、ただ巨大な暗闇と、遠く離れたエセリアル・ボイドの煌めきだけだった。どこまでも広がる空虚が彼の気持ちを慰めてくれることはなかった。

その時、ペイガンとその他の現実世界の間の広大な空間にまばゆい光が広がり、それはあたかも二つの強大な呪文が衝突したかのように見えた。光が消えるとそこには銀色の物体が暗闇の中に広がっていた。それは最も予期しなかった光景であり、彼がエセリアル空間について研究して来た何十年の間、決して見たことのないものだった。

老いたメイジは椅子から飛び上がってスクロールの山へよたよたと歩いた。堆積した山を掘り起こし、 “Restore to Sight”のスクロールを探し当てた。呪文を実行すると、彼はエセリアル・ボイドに隠されていたものが浮かび上がるのを見た。それは、古代の黒い、道なき道の残骸であった。彼は連なる道の先を、銀色の房を目で追った。それは長くて苦しい旅になるだろう、しかし、彼はこの新しい魔法のあるところへ辿り着くことができると確信していた。

「何もかもが変わるぞ。」

*****

ペイガンの世界では、四元素が動き出した。デーモンクラグの岩山からは煮えたぎる溶岩が噴き出し、悪魔の手の形をした溶岩流を形成した。カルサックス湖の湖底の黒い流れはヴェンジャンス湾の渦巻きとなった。ストーンコーブの斜面は岩すべりによって形を変えてしまった。アーゲントロック島の修道院近くでは風がざわめいていた。「間もなくです、主よ、間もなくです……」

上記の内容は、広田 剣氏 がFacebookに公開したものを引用しています。

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