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Asuka

ブラッドワームの花嫁(補記)

引用元:別ウィンドウで開く https://asuka.uojapan.com/?p=2620
2026.02.22

イベント内で使用したセリフを抜粋して、以下に記載いたします。


【ブリテイン広場】

◆ハンス
突然このような依頼を持ち込んでしまい、誠に申し訳ありません。
ですが、どうしても外部の方のお力をお借りする必要がありまして、
まずは事情からお話しさせていただきます。

我が村は山に囲まれた小さな集落でして、
近隣には古くから存在するダンジョンがございます。
村人は皆、ダンジョンと共に生きてまいりました。

ダンジョンには魔物が棲みついており、
村へ被害が及ぶことがございます。
そのため年に一度、
ブラッドワームの巣へ貢物を納める慣習がございます。

この祭事を行うことで、魔物は村へ近づかなくなり、
ダンジョン内も安全に通行できるようになります。
理由は分かりませんが、
我が村は長年それで被害を防いできました。
村として欠かすことのできない祭事なのです。

今年、その祭事の役目が私どもの家に回ってまいりました。
本来であれば村人だけで祭事を行うのですが、
近頃は魔物の動きも活発になっておりまして……

正直に申しますと、道中は危険が多く、
私どもだけでは役目を果たすことが難しいのです。
そこで冒険者であるあなた方に護衛をお願いしたいのです。

どうか私どもをブラッドワームの巣まで、
無事に同行していただけませんでしょうか。

  …… 間 ……

ありがとうございます、
依頼を受けて頂けてホッといたしました。
それではダンジョンの入口に参りましょう。
ダンジョンへ入る前に、詳細なお話をさせて頂く予定です。


【アンダーワールド入口】

◆ハンス
こちらがダンジョンの入口でございます。
貢物を狙う者もいるかもしれません、
周囲の警戒をお願いいたします。

  …… 間 ……

こちらが貢物を納めるための箱でございます。
中身は儀礼に関わる品で、
途中で開けてはならぬ決まりでございます。

箱を揺らしたり乱暴に扱うことも禁じられております。

道中、もし魔物が襲ってきた際は駆除をお願いいたします。
私は戦えませんので、後ろから付いて行く形になります。

無事にブラッドワームの巣へ到着し、
箱を納めることができれば祭事は終了となります。
報酬については、道中に襲ってくるモンスターの戦利品を
皆様のものとして頂ければと存じます。

それでは準備が整いましたので、出立いたします。
箱は私が運びますので、
護衛をお願いいたします。


【モンスターの襲撃】

◆ハンス
この先から魔物の気配が濃くなってきます。
どうか前をお任せいたします。
私は後ろで箱を守ります。

  …… 間 ……

流石は見事なお手並みです。
これほど早く片付くとは思いませんでした。
噂に違わぬ実力でございます。
それでは先に進みましょう。


【ブラッドワームの巣】

◆ハンス
この先がブラッドワームの生息域になります。
私が進めるのはここまででしょう
それでは……箱を納めさせていただきます。

  …… 間 ……

……これで儀式は果たされました。
皆様、本当にありがとうございました。

これで村の一年の安全は約束されたでしょう。
重ねて感謝いたします。
それでは私はこれにて失礼いたします。


【アレク登場】

◆アレク
またこの時期が来たか。
人の村は、同じ選択を繰り返す。
恐れを抑えるため、犠牲を差し出すという選択だ。

箱を運んできたのは村の者だな。
年に一度、若い娘を捧げる風習。
それが続いていることは知っている。

運び手よ。
お前達がここまで来た理由も理解している。
今は状況を見届けるがいい。

  …… 間 ……

◆アレク
例年通りなら、眠りの処置が施されているはずだ。
今年の娘はどのような者なのか…
確かめねばならぬな。

◇イクス
……光……?

◆アレク
驚かせたな、すぐに意識が戻るとは思っていなかった。

◇イクス
ここは? あなたは?
そうですか…
やはり、ここが捧げられる場所なのですね…

◆アレク
娘よ、私の姿を見て、
話す様を見ても驚かぬのだな。

◇イクス
不思議です、自分で考えていたよりも落ち着いています。
たぶん、覚悟していたからでしょうね…

あなたの口は、とても大きいですね。
手足は見当たりませんが、不自由ではありませんか。
その体で、どうやって生きているのですか。

◆アレク
不便ではある。
だが、長くこの姿で生きてきたのだ。
慣れればいくらでもやりようはある。

◇イクス
目や鼻はあるのですか?
ちゃんと見えて、匂いも分かるのですか。

◆アレク
問題はない。
人と大きな違いはない、意思疎通も可能だ。

◇イクス
では、何を食べて生きているのですか?
やはり、わたしなのでしょうか…

◆アレク
いや、私はお前を喰らうことはない。
私は人と変わらぬ普通の食事を取るのだよ。

こう見えても、我らは元は普通の人間だった。
ただ、別の世界からこの地に漂流した存在なのだ。
この世界に適応するため、我らはこの地の者と交わったのだ。
もともと我らの身体は遺伝子に手を入れてあったからな、
とはいえ、説明してもわからぬとは思うが…

しかし、一つ問題があったのだ。
知恵ある存在を取り込むと我らの認識に影響を及ぼし
反対に原始的すぎると我らの認識が薄れてしまう…

この姿の生き物の遺伝情報を我らに取り入れることには成功したが、
その影響で月が出ている間は、この姿に縛られることになったのだ。
我らにはマナという概念も操る力もなかった。
だが遺伝情報を取り入れることでマナを得ることはできた。
しかし、マナは暴走し我らの姿は人からこの姿へと変じてしまうのだ。
そして新月の夜だけマナの影響が薄れ、人の姿に戻れる…

まあ、我らの事は今はよかろう。
娘よ、私はお前を喰らわぬし、
望むならダンジョンから安全に出してやろう。
今まで生贄に捧げられた娘たちも皆逃がしてやった。
お前もそれを望むか?

◇イクス
……
村に戻っても、わたしの居場所はありません…
小さい頃…に育ての親の話を聞いたのです…

夜に目が覚めた時、
育ての両親の会話を聞きました。
わたしを生贄にするために引き取ったと…

そう、わたしは生贄になるために育てられたのです。
わたしの事は重荷だと言いながら、
実の娘のためなら仕方がないと…
そう言っていました。

だからわたしは受け入れました、
それが、わたしの役目なのだと…

◆アレク
ならば娘よ、改めて問おう。
このダンジョンを出たいか?
人の世へ戻りたいか?

◇イクス
いいえ、
わたしはここを出ても、帰る場所はありません。
ここでこの身も、この命も終わっても構いません。

◆アレク
ふむ、ならばそのいらぬという命、私がもらい受けよう。
娘よ、我が伴侶となれ。
そしてこのダンジョンで生きよ。

◇イクス
分かりました。
元はと言えば捧げられたるこの身なればこそ、
ここであなた様と共に生きる道を選びます。
どうか、よろしくお願いいたします。

◆アレク
ああ、宜しく頼む。
では我らが生活する場へ移動するとしよう。
この先は魔物が多い、我の口の中に入れ。

◇イクス
はい…

思ったより温かいのですね。
口の中で怖いはずなのに…不思議と安心します
そういえば名乗りがまだでした
私はイクスと申します。

◆アレク
私の名はアレクだ、
イクス、これからよろしくな。
では行こうか、我らが住みし場所へ


【エピローグ】
◇イクス
あら、これは何でしょう…?
ツンツン

◆アレク
グヌッ! そこに触れてはならぬ!
そこは、そこはっ!

◇イクス
ブラッドワームも虫歯になるのですね

 おしまい ー

この記事は、イベントを企画している「イベントモデレーター」のブログのページを引用しています。

引用元のページは 別ウィンドウで開く こちら からご確認いただけます。

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